ラムナン硫酸(ラムナンりゅうさん、rhamnan sulfate)は、藻類のヒトエグサやスピルリナなどに含まれる多糖類の一種。平均分子量は数万から数百万、主な構成糖はL-ラムノースと硫酸化L-ラムノースで、硫酸化多糖の一種でもある。 硫酸化多糖には、コンドロイチン硫酸、デルタマン硫酸、ヘパラン硫酸、フコイダンなど色々なものがあり、これらは以前から研究されていたが、ラムナン硫酸についてはほとんど研究がされていなかった。1980年代に、埼玉大学の前田昌徹らはヒトエグサのラムナン硫酸に着目し、研究の結果、その構造や血液凝固阻害活性が明らかになった。これが、ラムナ......
ラムナン硫酸(ラムナンりゅうさん、rhamnan sulfate)は、藻類のヒトエグサやスピルリナなどに含まれる多糖類の一種。平均分子量は数万から数百万、主な構成糖はL-ラムノースと硫酸化L-ラムノースで、硫酸化多糖の一種でもある。 硫酸化多糖には、コンドロイチン硫酸、デルタマン硫酸、ヘパラン硫酸、フコイダンなど色々なものがあり、これらは以前から研究されていたが、ラムナン硫酸につ......