三代目 市川市蔵(さんだいめ いちかわいちぞう、1833年(天保4年) - 1865年(慶応元年)3月2日)は、幕末期の上方の歌舞伎役者。俳名蝶升、屋号播磨屋。紋、三升。幕末期から明治にかけての上方劇壇の名優二代目尾上多見蔵の二男として生まれる。初めは尾上市蔵と名乗っていたが、母方の祖父三代目市川蝦十郎に因み、名字を市川と改め、三代目市蔵の名跡を継承する形で、1837年(天保8年)に兄とともに大阪座摩の宮芝居で初舞台を踏む。その後は父と共に上方、江戸の舞台で活躍する。大柄な体格で容姿に恵まれ、八代目市川團十郎に似ているので人気があった。実事、立役、敵役、女......
三代目 市川市蔵(さんだいめ いちかわいちぞう、1833年(天保4年) - 1865年(慶応元年)3月2日)は、幕末期の上方の歌舞伎役者。俳名蝶升、屋号播磨屋。紋、三升。幕末期から明治にかけての上方劇壇の名優二代目尾上多見蔵の二男として生まれる。初めは尾上市蔵と名乗っていたが、母方の祖父三代目市川蝦十郎に因み、名字を市川と改め、三代目市蔵の名跡を継承する形で、1837年(天保8年......