四里餅(しりもち)は、埼玉県飯能市の銘菓で、小判の形状をした大福である。「四里」の焼き印が入っているのが特徴で、中身はこしあんと粒あんの二種類があり、焼き印の向きによって判別できる。横置に縦の焼印がこし餡。縦置きに縦の焼印が粒あん(いずれも印は縦書き)。飯能市永田にある「大里屋本店」(明治時代後期開業)など、市内の一部でのみ販売しており、郵送等は行っていない。その昔、飯能の山奥で伐採された杉、「西川材」(にしかわざい)を江戸へ運ぶ際に、いかだ師達は西川材をいかだに組んで川を下り、その帰りの上り道で饅頭を食べて力をつけたという。また、名栗川(入間川上流域)の......
四里餅(しりもち)は、埼玉県飯能市の銘菓で、小判の形状をした大福である。「四里」の焼き印が入っているのが特徴で、中身はこしあんと粒あんの二種類があり、焼き印の向きによって判別できる。横置に縦の焼印がこし餡。縦置きに縦の焼印が粒あん(いずれも印は縦書き)。飯能市永田にある「大里屋本店」(明治時代後期開業)など、市内の一部でのみ販売しており、郵送等は行っていない。その昔、飯能の山奥で......