吉備団子(きびだんご)は、岡山県(旧吉備国地域)の土産として有名な餅菓子の一種。江戸時代末期に考案。昔は黍でこしらえた食品だったかもしれないが、現在に至る改良製品は、餅米の粉を混ぜて求肥を作り、これを整形して小さく平な円形(碁石形)に仕上げる。黍の粉を混ぜて風味づけするものもあるが、使わないものもある。黍が主原料ではないにもかかわらず、従来から桃太郎の「黍団子」との同一視させる経歴がある。安政年間(1856年頃)に広栄堂により考案された等と略述されるが、郷土史家の研究によれば、この菓子舗の設立は後年であり、求肥式の製品考案も明治のことだという。吉備団子のル......
吉備団子(きびだんご)は、岡山県(旧吉備国地域)の土産として有名な餅菓子の一種。江戸時代末期に考案。昔は黍でこしらえた食品だったかもしれないが、現在に至る改良製品は、餅米の粉を混ぜて求肥を作り、これを整形して小さく平な円形(碁石形)に仕上げる。黍の粉を混ぜて風味づけするものもあるが、使わないものもある。黍が主原料ではないにもかかわらず、従来から桃太郎の「黍団子」との同一視させる経......