及川 和男(おいかわ かずお、1933年10月13日 - )は、日本の小説家である。東京・池袋に生まれるが、疎開で岩手県一関市に住むようになる。東京出身であるが及川姓は一関地方に特有の苗字であり、すんなり地域に溶け込めたものと思われる。岩手県立一関第一高等学校を卒業後岩手銀行に入行、銀行員として勤務のかたわら小説を書く。1971年、「雛人形」が雑誌『民主文学』に掲載されてから、同誌を中心に活躍、そこに連載した長編『深き流れになりて』で多喜二・百合子賞を受賞する。1980年代からは、岩手の地域にねざした作品も多く、沢内村の医療制度を作品化した『村長ありき』も......
及川 和男(おいかわ かずお、1933年10月13日 - )は、日本の小説家である。東京・池袋に生まれるが、疎開で岩手県一関市に住むようになる。東京出身であるが及川姓は一関地方に特有の苗字であり、すんなり地域に溶け込めたものと思われる。岩手県立一関第一高等学校を卒業後岩手銀行に入行、銀行員として勤務のかたわら小説を書く。1971年、「雛人形」が雑誌『民主文学』に掲載されてから、同......