初代 中村霞仙(しょだい なかむら かせん、1868年(明治元年) - 1903年(明治36年)8月21日)は、明治時代初期に大阪で活躍した歌舞伎役者。屋号は末廣屋。本名は藤井 重兵衛(ふじい しげべえ)。大阪九郎右衛門町の生まれ。生家は貸席業。はじめ三代目中村翫雀門下に入るはずだったが、翫雀の急死で中村宗十郎門下で中村翫童と名乗る。「位牌弟子」というかたちで、翫雀の門人であったことにもした。その後才能が認められ、宗十郎から目をかけられるようになる。明治22年 に宗十郎が死ぬと、未亡人から宗十郎の本名「藤井重兵衛」を名乗ることを許され、事実上の養子となっ......
初代 中村霞仙(しょだい なかむら かせん、1868年(明治元年) - 1903年(明治36年)8月21日)は、明治時代初期に大阪で活躍した歌舞伎役者。屋号は末廣屋。本名は藤井 重兵衛(ふじい しげべえ)。大阪九郎右衛門町の生まれ。生家は貸席業。はじめ三代目中村翫雀門下に入るはずだったが、翫雀の急死で中村宗十郎門下で中村翫童と名乗る。「位牌弟子」というかたちで、翫雀の門人であった......