リシャールのパラドックス(リシャールの逆説、Richard's paradox)はパラドックスのひとつ。0から1までの実数をひとつ明確に定義する日本語の文をリシャール文と呼ぶことにし、このようなリシャール文を全て並べることを考える。日本語の文字種は明らかに有限であるから、有限のあらゆる正の自然数 ''n'' に対して、字数 ''n'' のリシャール文は高々有限個(しばしば 0 個)存在する。よって、リシャール文をその字数の順に、字数が同じもの同士は辞書順に並べることにすれば、あらゆるリシャール文を一列に並べて、自然数で番号付けができるはずである。さて、次の......
リシャールのパラドックス(リシャールの逆説、Richard's paradox)はパラドックスのひとつ。0から1までの実数をひとつ明確に定義する日本語の文をリシャール文と呼ぶことにし、このようなリシャール文を全て並べることを考える。日本語の文字種は明らかに有限であるから、有限のあらゆる正の自然数 ''n'' に対して、字数 ''n'' のリシャール文は高々有限個(しばしば 0 個......