リシャールのパラドックスの画像画像引用元: upload.wikimedia.org

リシャールのパラドックス

推定知名度0.58%15〜75歳男女
推定知名度--%20〜35歳男女

リシャールのパラドックス(リシャールの逆説、Richard's paradox)はパラドックスのひとつ。0から1までの実数をひとつ明確に定義する日本語の文をリシャール文と呼ぶことにし、このようなリシャール文を全て並べることを考える。日本語の文字種は明らかに有限であるから、有限のあらゆる正の自然数 n に対して、字数 n のリシャール文は高々有限個(しばしば 0 個)存在する。よって、リシャール文をその字数の順に、字数が同じもの同士は辞書順に並べることにすれば、あらゆるリシャール文を一列に並べて、自然数で番号付けができるはずである。さて、次の文によってある実数を定義する::整数部分を 0 とし、小数第 n 位の数を、第 n 番目のリシャール文によって定義される実数の小数第 n 位の数が 0 であれば 1、そうでなければ 0 、として定義される実数この文は 0 から 1 までの実数をひとつ明確に定義しているのでリシャール文のひとつである。このリシャール文の番号を Q とすると、この文によって定義される実数の小数第 Q 位の数は第 Q 番目のリシャール文によって定義される実数の小数第 Q 位の数、つまり自分自身と異なっていなければならない。これは矛盾である。なお 誤ってベリーのパラドックスがリシャールのパラドックスとして紹介されることがある。

過去の推移