クンペン(コンペン)とは沖縄の菓子。琉球王国時代から伝わる代表的な琉球菓子の一つである。中国菓子の光餅に由来すると考えられているが、近年では薫餅という字が当てられることもある。材料は小麦粉、砂糖、卵黄、胡麻、落花生、桔餅(九年母の砂糖漬)。小麦粉と砂糖をもとに衣を作り、残りの3つで餡を作る。餡を衣に包んで扁平な円盤状の形が出来たら火で焼く。王朝期は米粉を皮に用いていた。また卵黄のみで衣を作ることもあり、昔は冊封使の歓待料理などで食べられる高級菓子であった。また、法事や祭礼の供え物にも用いられ、聞得大君(最高位の巫女)は黒胡麻餡のクンペンを供えていた。現在で......
クンペン(コンペン)とは沖縄の菓子。琉球王国時代から伝わる代表的な琉球菓子の一つである。中国菓子の光餅に由来すると考えられているが、近年では薫餅という字が当てられることもある。材料は小麦粉、砂糖、卵黄、胡麻、落花生、桔餅(九年母の砂糖漬)。小麦粉と砂糖をもとに衣を作り、残りの3つで餡を作る。餡を衣に包んで扁平な円盤状の形が出来たら火で焼く。王朝期は米粉を皮に用いていた。また卵黄の......