黒脛巾組(くろはばきぐみ)とは、陸奥の戦国大名である伊達政宗が創設したと言われる忍者集団である。戦国時代や江戸初期の同時代史料では確認できない呼称であり、江戸中期以降の伊達家関係資料に突如登場することから、架空の可能性がある。その一方で山岡荘八著・伊達政宗にも触れられているが、伊達家の本拠地が長く現在の山形県の置賜地方(米沢市等)であった事から、目と鼻の先の出羽三山系の修験者と伊達家に密接な関係があった事は知られており、、また蔵王権現で有名な蔵王連峰も近辺である。これらの修験者が行う全国行脚などを通じて、隣国への外交工作や諜報を行っていた可能性は十分考察す......
黒脛巾組(くろはばきぐみ)とは、陸奥の戦国大名である伊達政宗が創設したと言われる忍者集団である。戦国時代や江戸初期の同時代史料では確認できない呼称であり、江戸中期以降の伊達家関係資料に突如登場することから、架空の可能性がある。その一方で山岡荘八著・伊達政宗にも触れられているが、伊達家の本拠地が長く現在の山形県の置賜地方(米沢市等)であった事から、目と鼻の先の出羽三山系の修験者と伊......