VT1とは西ドイツで2両試作された無砲塔形式の主力戦車である。2門の主砲を備えるこの車輌は「Versuchsträger」(フェアズーフストレーガー)と呼ばれ、試験車輌の意を持つ。1970年代初期、西ドイツの幾つかの企業ではレオパルト1戦車の後継となる車輌の概念設計を行っていた。この計画の名称は「カンプフパンツァー3」だった。このKPz 3計画は一時、イギリスとの共同計画であったものの、ドイツ側が無砲塔形式の車輌を要望したことによりイギリスは計画から離脱した。ドイツでは既にレオパルト2を開発済みであり、さらにもう一つ通常型式の車輌を作る必要性はなかった。
VT1とは西ドイツで2両試作された無砲塔形式の主力戦車である。2門の主砲を備えるこの車輌は「Versuchsträger」(フェアズーフストレーガー)と呼ばれ、試験車輌の意を持つ。1970年代初期、西ドイツの幾つかの企業ではレオパルト1戦車の後継となる車輌の概念設計を行っていた。この計画の名称は「カンプフパンツァー3」だった。このKPz 3計画は一時、イギリスとの共同計画であった......