黄 以周(こう いしゅう、''Huang Yizhou''、1828年 - 1899年)。字は元同、号は儆季または哉生。清末の儒学者。浙江省定海庁紫微郷(現在の舟山市定海区)出身。黄式三の子。1870年、挙人となる。はじめ浙江省分水県(現在の桐廬県)の訓導をしていたが、寧波知府宗源瀚に請われて弁志精舍を主宰した。その後江蘇学政黄体芳の創設した南菁書院で講師を15年間務めた。学風は漢学・宋学にこだわらず、ただ三礼を追究するものであった。『礼書通故』100巻を著し、古代の礼制・学制・封国・官職・田賦・楽律・刑法・名称・卜占などを考察し、従来の注の誤謬を正した。......
黄 以周(こう いしゅう、''Huang Yizhou''、1828年 - 1899年)。字は元同、号は儆季または哉生。清末の儒学者。浙江省定海庁紫微郷(現在の舟山市定海区)出身。黄式三の子。1870年、挙人となる。はじめ浙江省分水県(現在の桐廬県)の訓導をしていたが、寧波知府宗源瀚に請われて弁志精舍を主宰した。その後江蘇学政黄体芳の創設した南菁書院で講師を15年間務めた。学風は......