陸勲(りくくん、生卒年不明)は晩唐の人。呉郡を本貫とする贈礼部尚書亙(こう)(亘とも)の男。仕履は詳らかでないが、の何某に辟召されてそのとなって試官(幕職に与えられる朝官)として秘書省校書郎を帯した後に入朝して兵部員外郎(兵部の判官)となり、懿宗の咸通12年(基督教暦871年)3月にの考試を通過して、同13乃至14年頃に吏部郎中(吏部の判官)に転じたものと考えられ、林宝(りんほう)『元和姓纂(げんなせいさん)』における記述に拠ればこれが極官となったらしい。但し、明陳継儒の蔵書中に陸に仮託された4巻本『集異志』があってそこに「唐比部郎中陸勲集」とあり、これが......
陸勲(りくくん、生卒年不明)は晩唐の人。呉郡を本貫とする贈礼部尚書亙(こう)(亘とも)の男。仕履は詳らかでないが、の何某に辟召されてそのとなって試官(幕職に与えられる朝官)として秘書省校書郎を帯した後に入朝して兵部員外郎(兵部の判官)となり、懿宗の咸通12年(基督教暦871年)3月にの考試を通過して、同13乃至14年頃に吏部郎中(吏部の判官)に転じたものと考えられ、林宝(りんほう......