阿部 将翁(あべ しょうおう、生年不詳 - 宝暦3年1月26日(1753年2月28日))は江戸時代の本草家である。名は照任または輝任、通称は友之進、本草学の実際的知識に秀でており、また、書物をあまり残さなかったため、その前半生には諸説ある。新渡戸仙岳によると、盛岡藩閉伊通豊間根村(現 岩手県山田町)の出身で、豊間根一族の出であるという。延宝年間(1673-81年)に大坂に向かう船が台風で難破し、清国に流れつき清国で医術、本草学を学んで帰国したとされる説(東条琴臺の『先哲叢談続編』)や、密航して清国に渡った説、長崎で清国人、オランダ人に本草学を学んだする説な......
阿部 将翁(あべ しょうおう、生年不詳 - 宝暦3年1月26日(1753年2月28日))は江戸時代の本草家である。名は照任または輝任、通称は友之進、本草学の実際的知識に秀でており、また、書物をあまり残さなかったため、その前半生には諸説ある。新渡戸仙岳によると、盛岡藩閉伊通豊間根村(現 岩手県山田町)の出身で、豊間根一族の出であるという。延宝年間(1673-81年)に大坂に向かう船......