踊り首(おどりくび)は、日本の妖怪の一種で、人間の首だけが宙を舞う妖怪。人間(主に落ち武者や女性)が死んだ後、怨念や愛憎の念があまりに強いため、その首が胴体から離れて巨大化して古びた寺などに現れ、そこを訪れた生者を脅かす妖怪である。元禄時代には、播磨国の佐用郡(現・兵庫県)で大きな女の首が目撃されたという事例がある。江戸時代の古書『絵本小夜時雨』には「平川采女異蛇を斬」と題し、永禄時代の近江国|江州(現・滋賀県)で、ある者が馬の頭を持つ大蛇の妖怪を退治したところ、首だけが空へ飛んで行ったという話がある。
踊り首(おどりくび)は、日本の妖怪の一種で、人間の首だけが宙を舞う妖怪。人間(主に落ち武者や女性)が死んだ後、怨念や愛憎の念があまりに強いため、その首が胴体から離れて巨大化して古びた寺などに現れ、そこを訪れた生者を脅かす妖怪である。元禄時代には、播磨国の佐用郡(現・兵庫県)で大きな女の首が目撃されたという事例がある。江戸時代の古書『絵本小夜時雨』には「平川采女異蛇を斬」と題し、永......