謝国明(しゃこくめい、生年未詳 - 建長5年(1253年)5月以前)は鎌倉時代中期の貿易商人。南宋人。杭州臨安府出身。博多綱首。(博多綱首とは、博多の唐房に住み、船を所有して日宋貿易に従事した宋人のこと)。博多の伝承では、年越し蕎麦や鍼の元祖と伝えられる。建長4年7月12日の『関東御教書』には宗像大社の社領であった小呂島に関して、謝国明が妻の地頭を名乗って領有権を主張したことで宗像大社と領地争いになり、宗像社雑掌が鎌倉幕府に社役対捍を訴え、幕府が謝国明を戒告処分としたことが記録されている(その後、宗像大社の小呂島所有が保障されている)。櫛田神社がある櫛田に......
謝国明(しゃこくめい、生年未詳 - 建長5年(1253年)5月以前)は鎌倉時代中期の貿易商人。南宋人。杭州臨安府出身。博多綱首。(博多綱首とは、博多の唐房に住み、船を所有して日宋貿易に従事した宋人のこと)。博多の伝承では、年越し蕎麦や鍼の元祖と伝えられる。建長4年7月12日の『関東御教書』には宗像大社の社領であった小呂島に関して、謝国明が妻の地頭を名乗って領有権を主張したことで宗......