観世 宗節(かんぜ そうせつ、永正6年(1509年) - 天正11年12月5日(1584年1月17日))は、戦国時代に活躍した観世流猿楽師。七世観世大夫。諱は元忠、法名は、一安斎宗節。現代に至るまで観世宗家の通り名となっている「左近」を初めて名乗った人物ともされるが、後代の誤伝の可能性が高い。戦乱によって苦境に立たされた芸界にあって、家に伝わる伝書、謡本などを書写・整理し、また徳川家康に早くから接近して、後代の観世座隆盛の礎を築いた。
観世 宗節(かんぜ そうせつ、永正6年(1509年) - 天正11年12月5日(1584年1月17日))は、戦国時代に活躍した観世流猿楽師。七世観世大夫。諱は元忠、法名は、一安斎宗節。現代に至るまで観世宗家の通り名となっている「左近」を初めて名乗った人物ともされるが、後代の誤伝の可能性が高い。戦乱によって苦境に立たされた芸界にあって、家に伝わる伝書、謡本などを書写・整理し、また徳......