西夏語(Tangut)は、古代の北東チベット・ビルマ語族の言語であり、西夏王朝においてかつて話されていた。言語学者によってはこの言語をチャン語・ギャロン語などとおなじに含めることがある。チベット語やビルマ語とは遠い親縁関係にあり、中国語とはさらに遠い親縁関係にある。西夏語は11世紀はじめにタングート人によって建てられた西夏王朝(チベット語でミニャクと呼ばれ、漢字で「弥薬」と音訳される)の公用語であった。西夏は1226年にチンギス・ハーンの侵略によって滅亡した。西夏語は専用の書記体系である西夏文字を持っていた。西夏語で書かれた現存するもっとも年代の新しい文献......
西夏語(Tangut)は、古代の北東チベット・ビルマ語族の言語であり、西夏王朝においてかつて話されていた。言語学者によってはこの言語をチャン語・ギャロン語などとおなじに含めることがある。チベット語やビルマ語とは遠い親縁関係にあり、中国語とはさらに遠い親縁関係にある。西夏語は11世紀はじめにタングート人によって建てられた西夏王朝(チベット語でミニャクと呼ばれ、漢字で「弥薬」と音訳さ......