藤原 盛重(ふじわら の もりしげ、生没不詳)は、平安時代後期の武士。藤原北家良門流。藤原国仲(平国仲)の子。兄弟に盛仲、定重、隆仲、国盛、念尊らがあり、子に盛俊、盛道、盛賢、盛宗、盛成、盛綱、盛景、重舜などがある。従五位上、検非違使。相模守、信濃守。近藤右衛門尉と号す。周防国の出身で幼名を今犬丸(あるいは千寿丸)といい、初め東大寺に侍童として仕えていたが、白河院が南都御幸の際にその眉目秀麗なるを見初め、寵童(男色相手)として召し出したという。以後白河院に近侍し、元服して後は高階経敏に家人として仕える。北面武士としては寛治2年(1088年)『白河上皇高野御......
藤原 盛重(ふじわら の もりしげ、生没不詳)は、平安時代後期の武士。藤原北家良門流。藤原国仲(平国仲)の子。兄弟に盛仲、定重、隆仲、国盛、念尊らがあり、子に盛俊、盛道、盛賢、盛宗、盛成、盛綱、盛景、重舜などがある。従五位上、検非違使。相模守、信濃守。近藤右衛門尉と号す。周防国の出身で幼名を今犬丸(あるいは千寿丸)といい、初め東大寺に侍童として仕えていたが、白河院が南都御幸の際に......