良円(りょうえん、永観元年(983年) - 永承5年(1050年)7月)は、平安時代中期の天台宗僧侶。右大臣藤原実資の庶子。母親については、宮仕えをしていた女性であると『大鏡』に載せられており、藤原朝成の縁者とする説もあるが不詳。母親の出自によるものか、小野宮家の後継者とはみなされておらず、永祚元年(989年)に7歳にして延暦寺の慶円(実資の母方伯父)の元に預けられた。その後、出家して内供に補される。長和4年(1015年)、大僧正となっていた慶円は自分の辞任と引き換えに良円の律師就任を申請したが、慶円と不仲であった藤原道長が反対したため実現しなかった。4年......
良円(りょうえん、永観元年(983年) - 永承5年(1050年)7月)は、平安時代中期の天台宗僧侶。右大臣藤原実資の庶子。母親については、宮仕えをしていた女性であると『大鏡』に載せられており、藤原朝成の縁者とする説もあるが不詳。母親の出自によるものか、小野宮家の後継者とはみなされておらず、永祚元年(989年)に7歳にして延暦寺の慶円(実資の母方伯父)の元に預けられた。その後、出......