耿 炳文(こう へいぶん、1335年 - 1404年)は、明初期の重臣。父は耿君用。朱元璋と同郷である濠州鐘離(現在の安徽省鳳陽県)の出身。朱元璋とは若い頃から友人関係にあった。朱元璋が郭子興の軍に加わると、耿炳文もその軍に加わった。張士誠との戦いで活躍し、その配下武将である趙打虎や李福安を破るという功を挙げた。朱元璋が郭子興の軍を引き継ぐと彼に仕えて明建国の元勲の1人として活躍した。そのため、明朝成立後は朱元璋よりこれまでの功績を賞されて長興侯に封じられた。朱元璋は皇帝になると、李善長や李文忠、徐達ら元勲を次々と粛清していくが、なぜか耿炳文は例外で処分さ......
耿 炳文(こう へいぶん、1335年 - 1404年)は、明初期の重臣。父は耿君用。朱元璋と同郷である濠州鐘離(現在の安徽省鳳陽県)の出身。朱元璋とは若い頃から友人関係にあった。朱元璋が郭子興の軍に加わると、耿炳文もその軍に加わった。張士誠との戦いで活躍し、その配下武将である趙打虎や李福安を破るという功を挙げた。朱元璋が郭子興の軍を引き継ぐと彼に仕えて明建国の元勲の1人として活躍......