羅祖(らそ、 1442年(正統7年) - 1527年(嘉靖6年))は、中国の明代に興った新興宗教である羅教(無為教)の開祖である。羅祖は、禅宗の道一を馬祖、道教の呂洞賓を呂祖、などと呼ぶのと同様に、羅家(羅姓)の祖という一般的な呼び名であり、尊称でもある。その本名については、はっきりせず、各資料によってかなりの異なりがある。ただ、文字の異同は音通による相違なども含まれており、それらを合わせ考えると、羅 清(ら せい)を本名とするのが妥当かと考えられている。山東省莱州即墨県の牢山(現在の青島市)の出身であるという。その生家は軍戸であり、羅祖自身も悟道以前は一......
羅祖(らそ、 1442年(正統7年) - 1527年(嘉靖6年))は、中国の明代に興った新興宗教である羅教(無為教)の開祖である。羅祖は、禅宗の道一を馬祖、道教の呂洞賓を呂祖、などと呼ぶのと同様に、羅家(羅姓)の祖という一般的な呼び名であり、尊称でもある。その本名については、はっきりせず、各資料によってかなりの異なりがある。ただ、文字の異同は音通による相違なども含まれており、それ......