「縷紅新草」(るこうしんそう)は、泉鏡花の最後の作品。1939年(昭和14年)7月に雑誌「中央公論」に発表された短編小説。同年10月、中央公論社刊の『薄紅梅』に収録された。中公文庫でも刊行。この作品を書き上げた2か月後に鏡花はこの世を去った。のちに三島由紀夫は「''無意味な美しい透明な歌 ''」と評し、「''神仙の域に達している ''」と感嘆した。
「縷紅新草」(るこうしんそう)は、泉鏡花の最後の作品。1939年(昭和14年)7月に雑誌「中央公論」に発表された短編小説。同年10月、中央公論社刊の『薄紅梅』に収録された。中公文庫でも刊行。この作品を書き上げた2か月後に鏡花はこの世を去った。のちに三島由紀夫は「''無意味な美しい透明な歌 ''」と評し、「''神仙の域に達している ''」と感嘆した。