王績(おう せき、585年 - 644年)は、中国・唐の詩人。絳州竜門(山西省河津市)出身。字は無功。隋末の儒者・王通の弟。隋の官僚となったが、天下の乱れを察し、職を捨てて郷里へ逃げ帰った。唐になってから召し出され、門下省の待詔となったが、仕官を望まず、太宗の貞観初年に辞職して帰り、黄河のほとりの東皐に隠棲した。酒を好み、家の周りには黍を植えて春秋に酒を造り、鴨や雁を飼い、『易経』『老子』『荘子』だけを座右に置き、東皐子と号して自由な生活を送ったという。『東皐子集』一巻がある。
王績(おう せき、585年 - 644年)は、中国・唐の詩人。絳州竜門(山西省河津市)出身。字は無功。隋末の儒者・王通の弟。隋の官僚となったが、天下の乱れを察し、職を捨てて郷里へ逃げ帰った。唐になってから召し出され、門下省の待詔となったが、仕官を望まず、太宗の貞観初年に辞職して帰り、黄河のほとりの東皐に隠棲した。酒を好み、家の周りには黍を植えて春秋に酒を造り、鴨や雁を飼い、『易経......