王 立(おう りつ、? - 4年)は、前漢後期の人物。字は子叔。魏郡元城県委粟里(現河北省大名県)の出身。成帝の生母、皇太后王氏(王政君)、及び成帝の執政(大将軍)となった王鳳の異母弟。河平2年(紀元前27年)に兄弟4人(王譚、王商、王根、王逢時)と共に列侯(紅陽侯)に封ぜられ、「五侯」と呼ばれた。王鳳が権力を握る中、王商たち兄弟は奢侈を競い、犯罪者や戸籍離脱者を匿い、賓客が盗賊となったという。王鳳死後、従兄弟の王音が執政を継いだ後、成帝が王商、王根らの奢侈や僭上に激怒すると、同時に王立も成帝に犯罪者を匿ったことなどを責められた。王立らは斧を背負って皇帝に......
王 立(おう りつ、? - 4年)は、前漢後期の人物。字は子叔。魏郡元城県委粟里(現河北省大名県)の出身。成帝の生母、皇太后王氏(王政君)、及び成帝の執政(大将軍)となった王鳳の異母弟。河平2年(紀元前27年)に兄弟4人(王譚、王商、王根、王逢時)と共に列侯(紅陽侯)に封ぜられ、「五侯」と呼ばれた。王鳳が権力を握る中、王商たち兄弟は奢侈を競い、犯罪者や戸籍離脱者を匿い、賓客が盗賊......