独立性易(どくりゅうしょうえき、万暦24年2月24日(1596年) - 寛文12年11月6日(1672年12月24日))は、中国明末に生まれ、清初に日本に渡来した臨済宗黄檗派の禅僧である。医術に長け、日本に書法や水墨画、篆刻を伝えた。その書の識見は高く中国伝統の本流の書を日本に示し、のちの唐様流行の基となった。また禅僧でありながら文人気質に富み、日本文人画の先駆けとなる水墨画を残している。同じく帰化僧の化林性偀とともに長崎桑門の巨擘と称賛される。篆刻においても日本篆刻の祖として称揚される。俗姓を戴、諱をはじめ観胤、ついで観辰のちに笠とした。字を子辰のちに曼......
独立性易(どくりゅうしょうえき、万暦24年2月24日(1596年) - 寛文12年11月6日(1672年12月24日))は、中国明末に生まれ、清初に日本に渡来した臨済宗黄檗派の禅僧である。医術に長け、日本に書法や水墨画、篆刻を伝えた。その書の識見は高く中国伝統の本流の書を日本に示し、のちの唐様流行の基となった。また禅僧でありながら文人気質に富み、日本文人画の先駆けとなる水墨画を残......