画像引用元: livedoor.blogimg.jp熱帯嵐のなかのトラ
『熱帯嵐のなかのトラ』(ねったいあらしのなかのとら、Tigre dans une tempête tropicale )あるいは『不意打ちを食らい驚いた!』(ふいうちをくらいおどろいた!、Surpris!)は、アンリ・ルソーの1891年の絵である。この画家は主にジャングルの絵で知られているが、これはその第1作である。それは、猛威を振るう強風のなか、餌食に飛びかかろうと身構える、稲妻に照らされたトラを描いている。ルソーは、絵画彫刻アカデミーの審査委員会に絵が認めてもらうことができなかったため、『熱帯嵐のなかのトラ』をすべての画家に公開されているアンデパンダン展に『不意打ちを食らい驚いた!』(Surpris!)の題名で出品した。絵に対する評価はさまざまであった。ルソーは発展は晩かった:彼の知られるようになった第1作『風車のある風景』(英語:Landscape with a Windmill)は、35歳になって制作され、そして彼の作品は、技法上の複雑さとは異なる印象を与える構図の素朴さが特徴である。大部分の批評家はルソーの作品を子供じみていると愚弄したが、しかし、のちに近代木版画の発展において重要人物となるフェリックス・ヴァロットンは、つぎのように言った:ルソーのトラは、ウジェーヌ・ドラクロワのデッサンおよび絵に見られるモチーフに由来する。ルソーは1860年にメキシコで、連隊楽団員としてジャングル生活を体験したということは、彼自身か、その友人と讃美者かそのどちらかによって主張された。ところが実際は彼はいちどもフランスを離れておらず、そして彼の霊感はパリ植物園(ここには、外国の動物の剥製標本がある動物展示施設がある)のような、パリの植物園から、また印刷物および書籍から、与えられた。「世紀末」(fin de siècle)のフランス庶民は、遠い土地の動物と人々の未開野蛮と考えられたもののような、異国風で危険な主題のとりこになった。獲物をもとめてうろつき回るトラは、1885年のエコール・デ・ボザールでの展覧会の主題になっていた。エマニュエル・フレミエ(Emmanuel Frémiet)の1887年の、女性を抱えるゴリラを描く有名な彫像は、ルソーのカンバスにおけるなにものよりも野蛮さを発散させたが、それにもかかわらず芸術として受け容れられた。したがってルソーの、即座の受けの悪さは、彼のス
