熊坂長範(くまさか ちょうはん)は、平安時代の伝説上の盗賊。室町時代後期に成立したとされる幸若舞『烏帽子折』、謡曲『烏帽子折』『熊坂』などに初めて登場する。牛若丸(源義経)とともに奥州へ下る金売吉次の荷を狙い、盗賊の集団を率いて美濃青墓宿(または赤坂宿)に襲ったが、かえって牛若丸に討たれたという。源義経に関わる大盗賊として広く世上に流布し、これにまつわる伝承や遺跡が各地で形成され、後世の文芸作品にも取り入れられた。
熊坂長範(くまさか ちょうはん)は、平安時代の伝説上の盗賊。室町時代後期に成立したとされる幸若舞『烏帽子折』、謡曲『烏帽子折』『熊坂』などに初めて登場する。牛若丸(源義経)とともに奥州へ下る金売吉次の荷を狙い、盗賊の集団を率いて美濃青墓宿(または赤坂宿)に襲ったが、かえって牛若丸に討たれたという。源義経に関わる大盗賊として広く世上に流布し、これにまつわる伝承や遺跡が各地で形成され......