炭素-窒素結合 (たんそ-ちっそけつごう, carbon-nitrogen bond) は炭素と窒素による共有結合で、有機化学や生化学でよくみられる結合の 1 つである。窒素は5つの価電子をもつ。単純なアミンの例では3つの電子が結合に使われ、残りの2つは非共有電子対をつくる。よってさらにもう1つの原子と結合でき、たとえばアンモニウム塩では水素と結合し4価の正電荷をもつ原子となる。N原子の塩基性の強さは化合物に依存する。アミドやピロールのN原子は非共有電子対が非局在化しているので塩基ではない。炭素-炭素結合と同じく、炭素-窒素結合はイミンに見られる安定な二重......
炭素-窒素結合 (たんそ-ちっそけつごう, carbon-nitrogen bond) は炭素と窒素による共有結合で、有機化学や生化学でよくみられる結合の 1 つである。窒素は5つの価電子をもつ。単純なアミンの例では3つの電子が結合に使われ、残りの2つは非共有電子対をつくる。よってさらにもう1つの原子と結合でき、たとえばアンモニウム塩では水素と結合し4価の正電荷をもつ原子となる。......