火須勢理命(ほすせりのみこと)は、日本神話に登場する神。この名では『古事記』にのみ登場する。『日本書紀』では、火闌降命(ほすそりのみこと。本文・第八の一書)または火酢芹命(ほすせりのみこと。第二・第三・第六の一書)が登場する。火闌降命は、本文では隼人の祖としており、第八の一書では、『古事記』で火照命の事績とされていることが火闌降命の事績として書かれている。また、第二・第六の一書では、火酢芹命が長子としている。よって『古事記』における火照命の記述は本来は火闌降命(火酢芹命)についての伝承であり、『古事記』の編纂者が火照命という神を創作して火闌降命の事績をそち......
火須勢理命(ほすせりのみこと)は、日本神話に登場する神。この名では『古事記』にのみ登場する。『日本書紀』では、火闌降命(ほすそりのみこと。本文・第八の一書)または火酢芹命(ほすせりのみこと。第二・第三・第六の一書)が登場する。火闌降命は、本文では隼人の祖としており、第八の一書では、『古事記』で火照命の事績とされていることが火闌降命の事績として書かれている。また、第二・第六の一書で......