濱口 儀兵衛(はまぐち ぎへえ)は、江戸時代初頭に下総国銚子(現:千葉県銚子市)で創業した醤油醸造業者・廣屋儀兵衛商店(現在のヤマサ醤油)の当主に代々受け継がれる名前である。紀伊国有田郡広村(現:和歌山県広川町)を発祥の地とする。同族である濱口吉右衛門家(現在のヒゲタ醤油に連なる)を「東濱口家」と呼ぶのに対して、濱口儀兵衛家は「西濱口家」とも呼ばれる。歴代の儀兵衛の中では、「稲むらの火」の物語のモデルとして知られる幕末・明治初期の7代目儀兵衛(濱口梧陵)、工程と事業の近代化に努め「醤油王」と謳われた10代目儀兵衛(濱口梧洞)が著名である。
濱口 儀兵衛(はまぐち ぎへえ)は、江戸時代初頭に下総国銚子(現:千葉県銚子市)で創業した醤油醸造業者・廣屋儀兵衛商店(現在のヤマサ醤油)の当主に代々受け継がれる名前である。紀伊国有田郡広村(現:和歌山県広川町)を発祥の地とする。同族である濱口吉右衛門家(現在のヒゲタ醤油に連なる)を「東濱口家」と呼ぶのに対して、濱口儀兵衛家は「西濱口家」とも呼ばれる。歴代の儀兵衛の中では、「稲む......