武丁(ぶてい)は殷朝の第22代王。殷墟(大邑商)の地に都を置いた。また甲骨文はこの武丁の時代から見られる。鬼方という異民族を3年かけて討ったと易経にあり、軍事的にも殷の勢力を四方に拡大した。夫人の婦好も自ら軍を率いて敵国を征伐したという。子に祖己・祖庚・祖甲がおり、卜辞ではこの順に即位したとされるが、史記などでは、祖己は即位していないことになっている。
武丁(ぶてい)は殷朝の第22代王。殷墟(大邑商)の地に都を置いた。また甲骨文はこの武丁の時代から見られる。鬼方という異民族を3年かけて討ったと易経にあり、軍事的にも殷の勢力を四方に拡大した。夫人の婦好も自ら軍を率いて敵国を征伐したという。子に祖己・祖庚・祖甲がおり、卜辞ではこの順に即位したとされるが、史記などでは、祖己は即位していないことになっている。