栗原氏(くりはらし)は、日本の氏族。室町・戦国時代の甲斐国の国衆で、武田氏の支族。諸系図に拠れば、栗原氏は甲斐守護・武田信成の子である武続(十郎、重郎)を祖とし、東郡栗原郷(現在の山梨市下栗原)に拠り栗原氏を称したという。栗原郷の一帯には栗原氏の菩提寺が分布しており、上栗原には海鳥寺、中栗原には養安寺、下栗原には大翁寺が所在している。特に養安寺と大翁寺は栗原氏の館跡に創建された寺院であるという。室町時代には嘉吉元年(1441年)9月の嘉吉の乱に際して栗原信通が西郡の国人・大井氏とともに甲斐守護・武田信重に随行して上京している。また、武田氏と守護代・跡部氏の......
栗原氏(くりはらし)は、日本の氏族。室町・戦国時代の甲斐国の国衆で、武田氏の支族。諸系図に拠れば、栗原氏は甲斐守護・武田信成の子である武続(十郎、重郎)を祖とし、東郡栗原郷(現在の山梨市下栗原)に拠り栗原氏を称したという。栗原郷の一帯には栗原氏の菩提寺が分布しており、上栗原には海鳥寺、中栗原には養安寺、下栗原には大翁寺が所在している。特に養安寺と大翁寺は栗原氏の館跡に創建された寺......