東山霊山城(ひがしやまりょうぜんじょう)あるいは霊山城(りょうぜんじょう)とは、現在の京都市東山区清閑寺霊山町(当時は山城国愛宕郡)にある霊山(標高176m)に築かれた戦国時代の日本の城(山城)跡である。室町幕府13代将軍足利義輝によって天文21年(1552年)に築城が開始され、翌22年(1553年)には陥落し、廃城となったと考えられる。16世紀には東山に将軍などの公権力が中尾城や将軍山城のように山城(「御城」、「御要害」と史料上表記された)を築くことが多くなり、霊山城もその系譜に属している(「洛中洛外の城館と集落―城郭研究と首都論―」)。霊山城の縄張図は......
東山霊山城(ひがしやまりょうぜんじょう)あるいは霊山城(りょうぜんじょう)とは、現在の京都市東山区清閑寺霊山町(当時は山城国愛宕郡)にある霊山(標高176m)に築かれた戦国時代の日本の城(山城)跡である。室町幕府13代将軍足利義輝によって天文21年(1552年)に築城が開始され、翌22年(1553年)には陥落し、廃城となったと考えられる。16世紀には東山に将軍などの公権力が中尾城......