李 淵(り えん)は、唐の初代皇帝。隋末の混乱の中で長安を落として根拠地とし、恭帝侑を隋の正統として立てたうえで、その禅譲により唐を建国した。李淵の出自である隴西李氏は、史書では西涼の武昭王の末裔で、隴西郡成紀県を本貫とする漢民族とされている。しかし、一方で「実際は鮮卑系の出自で本来の姓も大野氏であり、中原の支配権を正当化するために自身が漢民族の末裔であることを主張した」という説もある。
李 淵(り えん)は、唐の初代皇帝。隋末の混乱の中で長安を落として根拠地とし、恭帝侑を隋の正統として立てたうえで、その禅譲により唐を建国した。李淵の出自である隴西李氏は、史書では西涼の武昭王の末裔で、隴西郡成紀県を本貫とする漢民族とされている。しかし、一方で「実際は鮮卑系の出自で本来の姓も大野氏であり、中原の支配権を正当化するために自身が漢民族の末裔であることを主張した」という説......