李忠(り ちゅう、643年 - 664年)は、唐の高宗の長男で、最初の皇太子である。母親は劉氏。字は正本。646年(貞観20年)、陳王に封ぜられた。その後650年(永徽元年)、雍州牧に任ぜられた。652年(永徽3年)に皇太子に立てられたが、656年(顕慶元年)に武則天が高宗の皇后となると、太子位を廃されて梁王に降格され、梁州都督に左遷され、次いで房州刺史に左遷された。この頃には李忠は殺害されることを恐れ、常に女装していたという。660年(顕慶5年)、庶民に落とされ、黔州に流されて、以前に李承乾(高宗の兄で同じく廃太子)が幽閉された旧居に軟禁された。664年......
李忠(り ちゅう、643年 - 664年)は、唐の高宗の長男で、最初の皇太子である。母親は劉氏。字は正本。646年(貞観20年)、陳王に封ぜられた。その後650年(永徽元年)、雍州牧に任ぜられた。652年(永徽3年)に皇太子に立てられたが、656年(顕慶元年)に武則天が高宗の皇后となると、太子位を廃されて梁王に降格され、梁州都督に左遷され、次いで房州刺史に左遷された。この頃には李......