札返し(ふだかえし)または札へがしは、江戸時代の古書『狂歌百物語』にある霊魂|霊。外観は、一般的な幽霊画のように脚のない霊の姿で描かれている。経典|お経や神|神様、仏陀|仏の絵が描かれたお守り|護符が家の戸に貼ってあると悪霊が家に入ることができない。その護符を剥がそうにも自分の手で触れることはできず、生きている人間ならそれらの効力はないので、人間を威したり、賄賂を渡したり、何らかの約束をすることで剥がしてもらおうとする霊のことをいう。こうした欲心から札返しに協力した者には、必ず報いが訪れるという。『狂歌百物語』では「はがさんと 六字の札を 幽霊も なんまい......
札返し(ふだかえし)または札へがしは、江戸時代の古書『狂歌百物語』にある霊魂|霊。外観は、一般的な幽霊画のように脚のない霊の姿で描かれている。経典|お経や神|神様、仏陀|仏の絵が描かれたお守り|護符が家の戸に貼ってあると悪霊が家に入ることができない。その護符を剥がそうにも自分の手で触れることはできず、生きている人間ならそれらの効力はないので、人間を威したり、賄賂を渡したり、何らか......