曹 吉祥(そう きっしょう、生年不明 - 1461年)は、明中期の宦官。養子(実は甥)に曹欽がいる。はじめ英宗(正統帝)のもとで権勢を振るっていた王振に接近し、監軍に任命されている。そのため王振に次ぐ有力宦官となった。正統帝時代には監軍として1448年に発生した鄧茂七による反乱を翌年までに鎮圧している。その鎮圧の年に発生した土木の変で正統帝が捕縛されて王振も戦死すると、新たに即位した景泰帝によって中枢から遠ざけられた。1457年、石亨と共謀して奪門の変を起こし、重病だった景泰帝を廃して英宗を天順帝として重祚させた。この功績により、司礼大監に任命された。その......
曹 吉祥(そう きっしょう、生年不明 - 1461年)は、明中期の宦官。養子(実は甥)に曹欽がいる。はじめ英宗(正統帝)のもとで権勢を振るっていた王振に接近し、監軍に任命されている。そのため王振に次ぐ有力宦官となった。正統帝時代には監軍として1448年に発生した鄧茂七による反乱を翌年までに鎮圧している。その鎮圧の年に発生した土木の変で正統帝が捕縛されて王振も戦死すると、新たに即位......