播州葡萄園の画像画像引用元: upload.wikimedia.org

播州葡萄園

推定知名度0%15〜75歳男女
推定知名度0.51%20〜35歳男女

播州葡萄園(ばんしゅうぶどうえん)は、明治時代、兵庫県加古郡印南新村(現・加古郡稲美町)にあった国営のブドウ園およびワイナリー。明治前期の殖産興業政策の国家プロジェクトの一つで、ヨーロッパブドウの栽培とワインの醸造などを目的に1880年(明治13年)開設された。開設当初は、順調にブドウが生育していたが、1885年(明治18年)、フィロキセラによる虫害、さらに大雨と台風の被害を受け、甚大な損害を被った。1888年(明治21年)に民間に払い下げられた後、1896年(明治29年)には廃園状態となった。播州葡萄園に関する資料はほとんど残っていなかったため、長い間、幻のブドウ園であった。1996年(平成8年)、稲美町印南地区の圃場整備中に、多くのレンガなどが出土し、加古川市教育委員会などによる発掘調査により、醸造所であったと思われるレンガ積みやガラス瓶などが出土した。現在、播州葡萄園歴史の館が建設され、当時の関連施設の材木の一部や発掘調査で出土した遺物、写真パネルなどで「幻の」播州葡萄園を紹介している。ブドウ園跡地は、播州葡萄園跡の名称で国の史跡に指定されている。

過去の推移