愛国(あいこく)は、日本産の米の品種である。細かくは早生愛国、中生愛国、晩生愛国など多数の品種がある。明治から昭和初期まで日本の米の三大品種の一つであったが、21世紀現在では酒造のために少量が生産されるのみとなっている。愛国の特長は、多肥によって収量を多く上げ、病害虫に強く、早生種は冷害にも強い点である。明治時代には亀の尾、神力とともに米の三大品種とされ、1930年代まで東日本で盛んに作られた。味が悪く、他品種より安値をつけるのが欠点であった。また、晩稲の愛国は冷害に弱い欠点があり、これを多く作付けした宮城県中・南部が明治後期と昭和初めに大被害を受けた原因......
愛国(あいこく)は、日本産の米の品種である。細かくは早生愛国、中生愛国、晩生愛国など多数の品種がある。明治から昭和初期まで日本の米の三大品種の一つであったが、21世紀現在では酒造のために少量が生産されるのみとなっている。愛国の特長は、多肥によって収量を多く上げ、病害虫に強く、早生種は冷害にも強い点である。明治時代には亀の尾、神力とともに米の三大品種とされ、1930年代まで東日本で......