徐 陵(じょ りょう、507年 - 583年)は、中国南北朝時代、梁・陳の文学者・政治家。字は孝穆。徐摛の子で、徐徳言の祖父。父の徐摛、庾肩吾・庾信父子とともに、皇太子蕭綱(後の簡文帝)配下の文人として活躍し、「徐庾体」という艶麗な詩風を確立した。侯景の乱の混乱により、一時期北朝の東魏・北斉に抑留されたが、後に江南に帰り、陳でも文壇の大御所的存在として「一代の文宗」と称えられた。詩集『玉台新詠』は、皇太子蕭綱の命により徐陵が編纂したとされ、その序文は六朝時代の駢文の傑作として名高い。
徐 陵(じょ りょう、507年 - 583年)は、中国南北朝時代、梁・陳の文学者・政治家。字は孝穆。徐摛の子で、徐徳言の祖父。父の徐摛、庾肩吾・庾信父子とともに、皇太子蕭綱(後の簡文帝)配下の文人として活躍し、「徐庾体」という艶麗な詩風を確立した。侯景の乱の混乱により、一時期北朝の東魏・北斉に抑留されたが、後に......