張 謇(ちょう けん)は清末民初の政治家・実業家・教育家。字は季直、号は嗇庵。1894年に状元となり翰林院修撰となった。1909年、江蘇咨議局議長に推薦される。1912年に宣統帝の退位詔書を起草し、中華民国臨時政府の実業総長となった。翌年に北京政府の工商総長と農林総長を兼任し、1914年には全国水利局総裁となった。張謇は中国近代化の先駆者とされ、張之洞に請われ実業家としての道に入り、中国で盛宣懐とともに紡績工場を建設、劉坤一が両江総督になってからも援助を受けた。政治的には立憲派の統一党に属し中国国民党と対立した。さらに教育の分野でも活動し、中国で最初の近代......
張 謇(ちょう けん)は清末民初の政治家・実業家・教育家。字は季直、号は嗇庵。1894年に状元となり翰林院修撰となった。1909年、江蘇咨議局議長に推薦される。1912年に宣統帝の退位詔書を起草し、中華民国臨時政府の実業総長となった。翌年に北京政府の工商総長と農林総長を兼任し、1914年には全国水利局総裁となった。張謇は中国近代化の先駆者とされ、張之洞に請われ実業家としての道に入......