寂然(じゃくせん / じゃくねん、生没年不詳)は、平安時代末期の官人・歌人。俗名は藤原 頼業(ふじわら の よりなり)。藤原北家長良流。丹後守藤原為忠の4男(末子)。号は唯心房。従五位下・壱岐守。元永年間(1118年 - 1119年)の生まれとされる。近衛天皇のもとで六位蔵人を務め、康治元年(1141年)に従五位下に叙され、翌年に壱岐守に任ぜられるが、遅くても久寿年間出家し大原に隠棲する。法名を寂然と称し、同じく出家した兄弟の寂念・寂超とともに大原三寂・常盤三寂と呼ばれた。西行とは親友の間柄であったと言われている。また、各地を旅行して讃岐国に流された崇徳院......
寂然(じゃくせん / じゃくねん、生没年不詳)は、平安時代末期の官人・歌人。俗名は藤原 頼業(ふじわら の よりなり)。藤原北家長良流。丹後守藤原為忠の4男(末子)。号は唯心房。従五位下・壱岐守。元永年間(1118年 - 1119年)の生まれとされる。近衛天皇のもとで六位蔵人を務め、康治元年(1141年)に従五位下に叙され、翌年に壱岐守に任ぜられるが、遅くても久寿年間出家し大原に......