天津麻羅(あまつまら)は、日本神話に登場する鍛冶の神である。『古事記』にのみ登場し、『日本書紀』には登場しない。「神」「命」などの神号はつけられていない。『古事記』では岩戸隠れの段に登場する。「鍛人(かぬち)天津麻羅を求(ま)きて」とあるだけで、何をしたのかは書かれていない。その前に「天の金山の鉄(はがね)を取りて」とあることから、伊斯許理度売命(いしこりどめ)が鏡を作るための製鉄を行ったとも考えられる。また、『日本書紀』の本文には、天鈿女命(あめのうずめ)が茅纏の矛を手にしたという記述があり、それを作った者の記述がないことから、天津麻羅は矛を作ったとも考......
天津麻羅(あまつまら)は、日本神話に登場する鍛冶の神である。『古事記』にのみ登場し、『日本書紀』には登場しない。「神」「命」などの神号はつけられていない。『古事記』では岩戸隠れの段に登場する。「鍛人(かぬち)天津麻羅を求(ま)きて」とあるだけで、何をしたのかは書かれていない。その前に「天の金山の鉄(はがね)を取りて」とあることから、伊斯許理度売命(いしこりどめ)が鏡を作るための製......