大野 直昌(おおの なおしげ、生没年不詳)は、伊予の戦国武将。河野氏の家臣。山城守を名乗った。浮穴郡大除城主。父は利直、兄に友直、隆直、弟に直之など。母は平岡房実の娘か。大野氏は土佐との国境に勢力を持つ山方衆の中でも有力な国人勢力である。その活動は時には守護である河野氏からも半ば独立したものだったようである。直昌は兄の友直の死後、他の兄弟を差し置いて家督を相続した。河野分限録に「御一門三十二将の一人、御家老衆五人の筆頭」として記載されるなど、河野氏の中でも重要な地位にいたものと思われる。家督を継承できなかった兄、隆直は本領を離れ、海上勢力である能島村上氏の......
大野 直昌(おおの なおしげ、生没年不詳)は、伊予の戦国武将。河野氏の家臣。山城守を名乗った。浮穴郡大除城主。父は利直、兄に友直、隆直、弟に直之など。母は平岡房実の娘か。大野氏は土佐との国境に勢力を持つ山方衆の中でも有力な国人勢力である。その活動は時には守護である河野氏からも半ば独立したものだったようである。直昌は兄の友直の死後、他の兄弟を差し置いて家督を相続した。河野分限録に「......