大谷廟堂(おおたにびょうどう)は、浄土真宗の宗祖とされる親鸞の墓所である。『御伝鈔』によると「吉水の北の辺」とあり、京都市東山区林下町付近にあったと推定される。現在その地には、知恩院の塔頭「崇泰院」(そうたいいん)が建ち、門前に「親鸞聖人旧御廟所」・「大谷本願寺故地」の石碑が立つ。文永9年(1272年)に建立され、元亨元年(1321年)には「本願寺」と号し寺格化する。寛正6年(1465年)に、延暦寺西塔の衆徒によって破却される。「本願寺」は数回にわたり寺基を移しているため、寺格化してから破却されるまでの「本願寺」を便宜上「大谷本願寺」と呼ぶ場合がある。
大谷廟堂(おおたにびょうどう)は、浄土真宗の宗祖とされる親鸞の墓所である。『御伝鈔』によると「吉水の北の辺」とあり、京都市東山区林下町付近にあったと推定される。現在その地には、知恩院の塔頭「崇泰院」(そうたいいん)が建ち、門前に「親鸞聖人旧御廟所」・「大谷本願寺故地」の石碑が立つ。文永9年(1272年)に建立され、元亨元年(1321年)には「本願寺」と号し寺格化する。寛正6年(1......