大典顕常(だいてん けんじょう、享保4年(1719年) - 享和元年2月8日(1801年3月22日))は江戸時代中期の禅僧、漢詩人である。近江国の生まれで相国寺に住し、日本初の茶経への注釈書である茶経詳説を相国寺のもとで著す。大典と売茶翁との交遊は有名。宝暦13年(1763年)に刊行された売茶翁の詩偈集である売茶翁偈語(ばいさおうげご)の巻頭に『売茶翁伝』を著している。また伊藤若冲の支援者としても知られる。書で漢詩をよくし京都禅林中最高の詩僧と称され生涯に70冊以上の書を著した。禅の高僧でもあり相国寺第113世となっている。顯常は諱である。大典は号で大典禅......
大典顕常(だいてん けんじょう、享保4年(1719年) - 享和元年2月8日(1801年3月22日))は江戸時代中期の禅僧、漢詩人である。近江国の生まれで相国寺に住し、日本初の茶経への注釈書である茶経詳説を相国寺のもとで著す。大典と売茶翁との交遊は有名。宝暦13年(1763年)に刊行された売茶翁の詩偈集である売茶翁偈語(ばいさおうげご)の巻頭に『売茶翁伝』を著している。また伊藤若......