向阿(こうあ、文永2年(1265年) - 貞和元年/興国6年6月2日(1345年7月1日))は、鎌倉時代から南北朝時代にかけての浄土宗の僧侶。向阿是心。證賢。初め三井寺で出家したが、24歳の時仁和寺西谷法光明院の礼阿然空のもとに入り浄土門に帰した。学僧として活躍し『三部仮名抄』『浄土四要義』『往生要略抄』などの法語・教義書をまとめ、乾元2年(1303年)に兄弟子・専空より専修念仏院(専修院)を譲り受け、元弘3年(1333年)までに「浄華院」と改名、浄華院すなわち清浄華院の第五世として浄土宗鎮西派一条流を確立した。向阿は亀山天皇皇子恒明親王や万里小路家、三条......
向阿(こうあ、文永2年(1265年) - 貞和元年/興国6年6月2日(1345年7月1日))は、鎌倉時代から南北朝時代にかけての浄土宗の僧侶。向阿是心。證賢。初め三井寺で出家したが、24歳の時仁和寺西谷法光明院の礼阿然空のもとに入り浄土門に帰した。学僧として活躍し『三部仮名抄』『浄土四要義』『往生要略抄』などの法語・教義書をまとめ、乾元2年(1303年)に兄弟子・専空より専修念仏......