史 天沢(し てんたく、1202年 - 1275年)は、モンゴル帝国(元朝)に仕えた漢人軍閥の1人である。字は潤和。史秉直の次男で、史天倪の弟。子に史格。華北の漢人軍閥で、父は史秉直といい、真定(河北省正定県付近)地方に勢力を誇った軍閥である。史家は金王朝に仕えていたが、金がモンゴルの攻勢に押された上に内紛を繰り返したことから、1213年にチンギス・カンの有力武将・ムカリに降伏して以後はモンゴルの家臣となった。兄の史天倪と共に各地を転戦して武功を挙げたが、その兄が1225年、金の軍閥である武仙を降伏させた直後、今度は南宋と内通した武仙によって殺害されたため......
史 天沢(し てんたく、1202年 - 1275年)は、モンゴル帝国(元朝)に仕えた漢人軍閥の1人である。字は潤和。史秉直の次男で、史天倪の弟。子に史格。華北の漢人軍閥で、父は史秉直といい、真定(河北省正定県付近)地方に勢力を誇った軍閥である。史家は金王朝に仕えていたが、金がモンゴルの攻勢に押された上に内紛を繰り返したことから、1213年にチンギス・カンの有力武将・ムカリに降伏し......