友野氏(とものし)は、戦国時代から江戸時代にかけて活躍した駿府(現在の静岡県静岡市)の商人。今川氏・武田氏・徳川氏の商人頭・御用商人として活躍し、江戸時代には当主は友野 與左衛門(与左衛門・よざえもん)と称して、駿府の町年寄を務めた。祖先は信濃国伴野荘出身と伝えられているが、詳細は不詳。その活動が確認できるのは、天文22年(1553年)に今川義元が友野二郎兵衛に発給した判物である。それによれば、友野氏はこれ以前より駿府の商人頭で、友野座と呼ばれる座の棟梁として駿河国各地の木綿商人から木綿役を徴収し、他の座が友野氏に新規の課役をかけることを禁じる特権を与える......
友野氏(とものし)は、戦国時代から江戸時代にかけて活躍した駿府(現在の静岡県静岡市)の商人。今川氏・武田氏・徳川氏の商人頭・御用商人として活躍し、江戸時代には当主は友野 與左衛門(与左衛門・よざえもん)と称して、駿府の町年寄を務めた。祖先は信濃国伴野荘出身と伝えられているが、詳細は不詳。その活動が確認できるのは、天文22年(1553年)に今川義元が友野二郎兵衛に発給した判物である......