『南京の基督』(なんきんのきりすと)(英題:THE CHRIST OF NANJING)は、芥川龍之介の短編小説。中国の南京を舞台にしたキリスト教信者の少女娼婦の物語。梅毒に侵され、客をとるのを止めていた少女の前に現れたキリスト似の外国人との一夜の出来事と、その後の金花と日本人旅行家との対話が描かれている。なお、この作品には〈本篇を草するに当り、谷崎潤一郎氏作「秦淮(しんわい)の一夜」に負ふ所尠(すくな)からず。附記して感謝の意を表す。〉との謝辞が付されて、谷崎の小説を依拠したことが示されているが、正確な作品名は『秦淮の夜』である。1920年(大正9年)、......
『南京の基督』(なんきんのきりすと)(英題:THE CHRIST OF NANJING)は、芥川龍之介の短編小説。中国の南京を舞台にしたキリスト教信者の少女娼婦の物語。梅毒に侵され、客をとるのを止めていた少女の前に現れたキリスト似の外国人との一夜の出来事と、その後の金花と日本人旅行家との対話が描かれている。なお、この作品には〈本篇を草するに当り、谷崎潤一郎氏作「秦淮(しんわい)の......